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ベースボールの楽しみをニュース・コラム形式でお伝えします

2011年7月14日
『Number』782号・7/21〈文藝春秋〉

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毎回読みごたえのある、『Number』の野球特集。今回は、三原 脩さんらニッポンの名将列伝。
私見だが、名将と呼ばれるには「実績(優勝回数)」や「戦略、戦術」に加えて、語り継がれるような「伝説」も欠かせない。
その点、今回登場する野村克也、仰木 彬、広岡達朗、川上哲治、古葉竹識、木内幸男の各氏はいずれも魅力充分。ただ今開催中の「ライオンズクラシック」でスポットが当てられている三原 脩さんの「三原マジック」の何たるかも詳しく紹介。
クイック・モーション、ワン・ポイ ント・リリーフ、ユーティリティ・プレイヤー、ラン&ヒットを発案し、先乗りスコアラー、バッティング・マシン、室内練習場、トレーニング・コーチを最初に導入した上に、野武士のごとき選手たちを束ねて球界の盟主にして自らのルーツである巨人軍を日本シリーズで破る!そのあざやかな生きざまは伝説と呼ぶにふさわしい。
そもそも、野球の名監督を武将になぞらえて「名将」と呼ぶこと自体が、誇るべき日本野球の奥深さなのではないだろうか。そして、アメリカやキューバを破っての『WBC』での2連覇という奇跡は、本誌に登場する数多の名将たちが築いた礎があればこそ。
さて、メジャー流の戦術やコンディショニングなども導入され尽くした感のある昨今だが、誰が平成の名将として語り継がれるのか、新たな伝説の誕生を待ちたい。(吉里 爽)